センシティブな内容だが、手続きとか諸々のまとめの意味で話したいと思う。
同じような思いをされたり、似たような境遇で困っている人がいるかもしれないので、少しでもこの記事が参考になればいいな。
去年の夏の終わりに兄(次男)が自殺した。
親族というか身内が死ぬことは初めての経験だったし、ましてや自殺…
最初はものすごく戸惑ってしまった。
22時過ぎくらいに職場でまだ仕事をしていた時に
長男から電話がかかってきた。
普段そんなにかけてくることもないので、珍しいなと思いつつ、仕事中だったので、後で折り返そうと思い、一旦放置した。
その後、すぐにメッセージが来て、「すぐに掛け直してほしい」とのこと。
何かあったのかなと思いつつ、折り返すと
「次男が自殺した…」と。
聞いた時は、突然の話すぎて、自分の耳を疑った。
10年近く連絡をとっていなかったし、不仲だったが、衝撃的すぎて全く現実味がない。
長男から「おれも今から向かうが、お前も〇〇警察署に行ってほしい」と言われ、仕事を切り上げ、すぐに向かう。
職場から車で高速に乗って、大体1時間弱。
雨が降っていて、視界がとても悪かったことは覚えている。
警察署に到着すると、長男がすでに到着しており、しばらく受付で待つことに。
その間、長男と話していたが、全く話が頭に入ってこない。
30〜1時間くらいで警察官の方に呼ばれ、安置室?みたいなところに連れて行かれた。
兄(次男)がいた。
ドラマなんかで出てくる安らかな表情ではない。苦悶の表情だった。
色んな感情が混ざり合って、その場では顔を確認して、焼香するくらいしか余裕がなかった。
その後、警察の方と話したが、遺書は見つからなかったが、特に事件性はないので、自殺でほぼ確定だということ。
(内心、そんな簡単に決めるのかと思った)
また、数日中に葬儀屋を手配して、安置室から運び出す手配をしてほしいとのことだった。
疑問に思った方もいるかもしれないので、説明しておくと
家族構成的には、
- 父
- 母
- 長男
- 三男(私)
となっているが、親とは絶縁状態に近いので、ほとんど連絡をとっていない。
長男は元々頼りない性格で、もうすぐ子供が生まれるので、金銭的にも余裕がない。
結局、手続きだったり、手配だったりは自分でやるしかない。
翌朝、葬儀屋の手配なんか初めてだったので、
色々ググったりして、次のようになった。
私も金銭的な余裕がなかったため、よりそうお葬式にて
「シンプルプラン(火葬式)」の手配をして、火葬は2日後になった。
昨日同様、また警察署に向かい、葬儀屋さんと一緒に兄の運び出しの手続きをする。
長男が喪服を持っていないということだったので、喪服のレンタルの手続きをする。
こんなにすぐに発送してもらえるとは思っていなかった。
無事に火葬が終わり、遺骨を自宅まで持ち帰る。
後飾り祭壇を用意する必要があったが、コストを最小限に抑える必要があったので、今回は購入せず自分で作ってみた。
ホームセンターで木材を何枚か購入し、貼り合わせて白い布をかける。
仏具のみAmazonで購入した。数千円で収まった。
あと、私の家は墓がないので、一旦、手元供養するために仏壇を購入した。
仏壇はニトリで小さめのものがあったので、店舗まで見に行き、購入。
11,900円
遺骨を入れたかったので、下の仏壇代を探してみたところ、なんとニトリでサイズぴったりのものがあった。激安で揃えることができた。
3,000円
少し仏壇としては小さめだが、このキューブBOXは絶対仏壇用だろ…と思うくらい、サイズぴったりだった。
結局、トータルで20万近くかかったが、香典や地区町村の助成金などがあったので、そんなに手出しは発生しなかった。
葬儀の補助金「葬祭費」について
火葬だけの「直葬」の場合、葬祭費が至急されないことがあるという情報があったが、電話で確認したところ、葬祭費の対象になるということ。
東京23区だったので、後日 7万円支給された。
正直、初めてのことだらけだったし、誰にも何も聞けない状態に近かったので、本当に困ったが、今の時代調べて出てこない情報はないし、意外と何とかなるものだなと心底思った。Amazonが本当にすごい。
もうすぐ一周忌だということで、時間はかかってしまったが、精神的にもだいぶ落ち着いてきた。
まだ、墓の購入だったり、それ以降の話が残っているので、その話はまた改めて記事にしようと思う。